建設業における女性活躍コラム Vol.7


ライター:日本建築仕上学会 女性ネットワークの会 熊野康子氏

デジタル化とDXに関するアンケートのご案内

前回の投稿(建設業における女性コラムVol.6)では、KENTEN(6/9 インテックス大阪で開催)セミナーを行うことをお伝えしました。おかげさまで好評のうちにセミナーを終了することが出来ました。前回のコラムを見てきていただいた方もいると思います。心から感謝いたします。2つのセミナーの内容は以下の通りです。

①建設業界の女性定着について話そう、SDGsやDXの活用事例も交えて

本セミナーは開始2日前に満席となってしまったので、出席できなかった方もいると思います。
デジタル化、DX化は女性の活躍推進のためにも欠かせないアイテムであり、生活や仕事に役立つアプリの紹介や会社の業務を一部DX化したことにより業務改善ができた事例などを紹介しました。

学生が魅力を感じる建築業となるために

女性用作業服の展示(2022 KENTEN より)

本セミナーは若い世代の方に興味高校で実施した塗装体験や女子大学での学生による木工事のビデオの紹介などを行いました。
①のセミナーから引き続いて参加している人も多く、会場はほぼ満席でした。
建築を体験することにより、建築業に興味をもってもらうことは重要なことであり、女性ネットワークの会としてこのような活動を続けていきたいということを伝えました。
両方のセミナーを通じて感じたことは、女性活躍は多方面から深い関心を寄せられているのだということを実感しました。
2つもセミナーを同時に行うことは、チャレンジでしたが、やってよかったと思いました。

女性用作業服の展示(2022 KENTEN より)

KENTENでの展示の写真を一枚ご紹介します。毎年、ミドリ安全㈱の協力で女性用の作業服を展示しています。今年も好評でした。真ん中は「マタニティ用作業服」です。また、軽量のヘルメットや安全靴は手に取る人が多く、軽さやおしゃれ度に驚く人も多いです。今年は脱着しやすく、軽量な「ハーネス型安全帯」も展示しました。かなり軽量化されて、メッシュを使用し、涼しく装着が簡単でした。

【ご案内】今後開催予定のイベント

 女性ネットワークの会は、これから秋に向けて大きな行事が2つあります。
 1つ目は、初めて単独でパネル展(場所:神奈川県厚木市)をおこないます。
今までは展示会でしかポスターを掲示してきませんでしたが、今回は単独でじっくりご覧いただければと思います。女性ネットワークの会のこれまでの歴史やいろいろなチャレンジも沢山展示していきます。また、今までの講演者からゲストに来ていただき、トークイベントを実施したいです。

 2つ目は第8回目講演会です。開催日は10月6日に決まりました。コロナの為に講演会を開催しなかった年があるので、今年は第9回目となる予定でした。女性ネットワークの会は来年は10周年となります。講演会のテーマは「ダイバーシティにつながるデジタル化とDX」です。KENTENでのセミナー1と近い内容にはなりますが、さらに女性活躍のたのDXやデジタル化について、内容を掘り下げたいと考えています。

 現在、講演会のパネルディスカッションに使用するアンケートを募集しています。このアンケートは普段の生活でデジタル化がどのくらいすすんでいるかを調査する目的で行います。女性の職場での活躍推進や、男性の育児休暇の推進、在宅勤務の拡大のために、業務のデジタル化は今後ますます必要なアイテムと考えられています。

8月31日までにアンケートに回答され応募された方全員から抽選で50名を、第8回講演会(非会員の入場料2000円)に無料ご招待するキャンペーンを行います。下記のQRコードにてご応募下さい。このアンケートはいろいろな媒体で募集していますので、全体の応募者の中からの抽選となります。ご了解ください。皆様の回答を御待ちしています。


熊野 康子氏プロフィール

株式会社フジタ 技術センター 上級主任研究員 

北海道 札幌市出身
平成元年 フジタ工業株式会社入社(現;株式会社フジタ)入社
技術センターにて研究開発業務、建設本部 建築エンジニアリングセンター建築技術部での技術サポート業務に従事。
2020年4月より、株式会社フジタ 技術センターに所属し、研究開発業務に従事している。
現在、日本建築仕上学会 女性ネットワークの会 主査を務める。

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