若手技術者応援コラム 技術力向上への道 Vol.1


ライター:床並 英亮

やっててよかった。現場で監督!?

建設現場で活躍する若手監督の皆さん、毎日お疲れ様です。

建設業の特徴は、
・一品受注生産性(場所が都度、変わる)
・屋外作業(暑いし、危険箇所も多い)
・重層下請け構造(同じ現場内で協力業者が複数混在する)

などが挙げられます。

この特徴故に、
・ルーティーン業務が少なく
・作業員さんの安全や作業間調整を行う

など、目に見えない雑用も多く、気苦労が絶えない業種かもしれませんね。

私事で恐縮なんですが、過去に一度、施工管理の業務を離れ公務員でも仕事をしました。官側と民側両方の立場で様々な業務を経験しましたが、最前線で行われている「施工管理」という業務の魅力を再認識しています。
(現場監督をやってよかったと思います)

しかし、若いうちは、知らないことも多く、 目の前にある「やるべきこと」の処理でイッパイ・イッパイだと思います。
私もそうでした。

私は若手技術者への社員教育を行う機会があるのですが、その際によく話す内容があります。

それは、

~今やっている業務の位置関係を知る方法~

についてです。

今やっている業務が、PDCAのどこに位置付けされているか?を、1日の終わりにでも考えてください。

特に、「工程管理」「品質管理」はよく当てはまります。

若い頃は、PDCAのうち「D:実施段階」の業務を行うことが多いです。
例えば、
・施工量(出来形)の計測
・進捗状況(出来高)の把握
・工事写真の撮影、記録

などが該当します。

出来形には、規格値という許容誤差が「P:計画段階」で設定されているので、計画に対する実施の把握ができますね(D-Pの関係性を知る)。また、出来形に不備が発覚すれば、原因追求「C:検討」を上司が行い、「A:処理」策を指示されると思います(D-Cの関係性を知る)。

このように、今やっている業務がPDCAサイクルのどの段階に位置付けされているのか?を少し考えて、該当する段階の両サイドとの関係性も確認できれば業務の定着が早まるどころか、自分で判断できる力(監督力)も養えます。

自分で考えをもって、監督できるようになれば、あなたも立派な監督です。(こころの余裕も作りやすくなりますし)

このような監督力は個人で異なります。
そして監督力はあなただけの財産となります。

普通のサラリーマンでは味わえない醍醐味も多いのが「現場監督」です。

次回は、現場監督が行う「施工管理」とは?を解説したいと思います。


床並 英亮氏プロフィール

大学卒業後、大手マリコンで11年間、土木技術者として現場施工管理及び積算業務に従事する。
その後、地元の政令指定都市に転勤後約5年間、工事の設計の発注業務に従事し39歳で独立起業する。
独立後は、人材教育事業を主力に建設業の担い手確保活動に献身している。1級土木施工管理技士と技術士(建設部門)の社員教育も手掛けている。


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