採用力向上への道しるべ Vol.1


ライター:株式会社WINNERS 中根 千里

建設業界で頑張る企業の皆様、毎日お疲れ様です。

近年建設業界では高齢化や3Kなどのイメージの悪さからくる若者の現場離れなど、深刻な人材不足に陥っております。
とにかく人手が足りないのに、なかなか人が集まらない!とお悩みの企業様や求人担当の方も多いのではないでしょうか?

私が携わっている株式会社WINNERSは2011年6月より建設専門の求人媒体「パワーワーク」を運営してまいりました。
今年で創刊から丸8年を迎え、関東一円及び一部の中部エリアで展開、雑誌では18万部を発行しておりWEBは約300万PV数を超えています。
そんなパワーワークにて、創刊当時より様々な企業様の求人募集に携わってまいりましたが、創刊間もないころは、どのような求人広告を出せば人材が集まるのかわからず悩む日々ばかりでした。しかし年数を重ね、多くの企業様の求人に携わらせていただく中でどのような企業に人が集まるのか、採用率が高いのかを理解できるようになってきたのです。

そこで、このコラムでは、今までの経験から、採用に向けて大切なことや、有効的な求人原稿についてなど、人材確保に向けて様々なことをお伝えしていきます。そして少しでも求人に関する悩みをお持ちの方のお役に立てられたらと考えております。

1回目のコラムでは下記の2点についてお話します。

  1. 採用することが難しい理由

  2. 代表的な求人募集の方法

①採用することが難しい理由

これを読まれている皆様には
人材採用が簡単ではないという事への理解を深めてほしいと思います。

よく「建設業は人材不足」と耳にしますが“建設業”は間違いです。
正しくは「建設業人材不足」です。

現在どの業種も人材不足に悩んでいます。私が求人広告の営業を始めた頃は、多くのお客様から「きつい建設現場よりもIT業界やコンビニのような職場で働くよ」なんてよく言われたものですが…。

しかし実態はIT業界、コンビニなどのサービス業も人材不足に陥っています。

2019年7月に帝国データバンクが発表した人材不足に対する企業の動向調査結果(調査対象全国2万3,650社で、有効回答企業1万91社)によると、「現在の従業員の過不足状況」にて「正社員」について不足していると回答した企業は48.5 %、「非正社員」について不足していると回答した企業が29.8%となっております。

業種別では下記の通りとなっており、建設業は4位(正社員)という結果でした。

  正社員   非正社員
1位 情報サービス 1位 飲食店
2位 旅館・ホテル 2位 飲食料品小売
3位 メンテナンス・警備・検査 3位 各種商品小売
4位 建設 4位 娯楽サービス
5位 農・林・水産 5位 旅館・ホテル
6位 運輸・倉庫 6位 メンテナンス・警備・検査
7位 飲食店 7位 人材派遣・紹介
自動車・同部品小売 8位 医薬品・日用雑貨品小売
放送 9位 医療・福祉・保健衛生
10位 リース・賃貸 10位 専門商品小売

更に全国で毎週100万件を超える求人広告が様々な求人媒体に掲載されています。
建設業に関わらず、どの業種でも人材は不足していて多くの企業が建設業と同じく人材採用へ向けて努力をしているのです。

つまり、建設業以外も含めたすべての企業が求人のライバルだという事です。
採用する為には、それら多くのライバル企業よりも魅力がある企業だとアピールする必要があるという事でしょう。

しかも、少子化や高齢化社会により求職者は減り続けている中で…。

働きたいと考える人を集め、採用するまでには相当な企業の努力が必須になるという事です。

少子化の現代において、人材の確保や採用が簡単ではないということがお分かりいただけたでしょうか?

②代表的な求人募集の方法

数多くの求人に関わっている弊社には、人材不足で困っている施工業者様から連日求人広告を掲載したいという要望やお問い合わせが寄せられます。

その際に一番聞かれることは、どこに求人を出すのが一番有効なのかです。

求人募集の代表的なものとして   
① ハローワークを活用 ②新卒採用  ③求人媒体を活用 ④人材紹介を活用 
⑤人材派遣を活用 ⑥自社採用サイト、採用ホームページを活用 ⑦リスティング広告
⑧SNS広告 ⑨知人の紹介 などがございます。

非常に多くの求人募集方法がありますよね?

①~⑤は既に活用されている方も多いかと思いますが、
⑥~⑨の求人募集に力を入れている企業はまだまだ少ない印象です。
しかし、採用がうまくいっている企業ほど、⑥~⑨を組み合わせて効果的な採用活動に繋げています。(例:自社サイト+SNS)

⑥~⑨の費用・メリット・デメリットなどは下記の比較表をご覧ください。

※クリックすると画像が大きく表示されます

ここで重要な事は、色々な求人募集を”闇雲に活用する”のではなく、媒体の特徴や方針を理解した上で求人を行う事です。
どの募集方法を採用しても求職者はいますが、求職者のタイプは異なってきます。
求人募集方法によって異なる特徴を理解し、方針に合わせた求人募集をすることで、効果的な採用につながる可能性が高くなります。

更に、人材不足の状況ですので、採用担当者への業務負担も非常に大きくなっています。効果の高い求人募集方法で採用活動を行えば、求人にかける時間やコストの軽減にもつながるため、働き方改革にも効果的です。

効率良く、効果的な採用活動をするためにも、求人媒体の特徴をしっかり理解しておきましょう。

まとめ

今回お伝えした内容は、採用がうまくいっている企業ほどしっかりと理解した上で対策を講じています。どうすれ採用できるか、どのような募集方法がいいのかを知っているため、結果的に採用がうまくいっているわけです。

人材採用の背景を理解した上で求職者に合わせて企業と仕事の魅力を発信することができれば、採用につながる可能性は高くなっていきます。

今回お伝えした内容が、少しでも皆さんの採用力向上への道しるべになれば幸いです。

次回のコラムでは、「求職者へ向けた具体的なアピール方法」をお伝えしていきたいと思います。

お楽しみに!


中根 千里氏 プロフィール

株式会社WINNERS
ブランディング戦略室 マネージャー

運送業・建築業・食肉卸業を従事した後、建設・運送・物流業界専門求人誌 「POWER WORK」を創刊間もない時期 から携わり8年間でのべ約1000社の企業を求人でサポート。現在は小中高校などで子供たちに建設業の魅力を伝え未来の建設業の人材確保へと奮闘中。

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