ライター:株式会社WINNERS 中根 千里
2月といえば学生は受験シーズンです
これから将来に向けて進路を決める学生ですがこの中でどれだけの人が建設業を目指してるいるのでしょうか・・・より多くの学生から憧れられる業界になるためにも”若い方に建設業の魅力を正しく伝える”そんな求人広告が増えればと思っております。
2回目のコラムでは下記の2点についてお話します。
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求職者はプロ
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採用につながる広告のポイント
①求職者はプロ
昔に比べて現在TV、看板、冊子、スマホ、PCなど世の中は広告が溢れています。
そんな広告に囲まれた生活を送る求職者は“情報を見抜く広告のプロ”です。

情報化社会の浸透により正しい情報かどうか瞬時に判断する感覚は鋭敏になっております。
電車の中で。冊子を見ている人を見たことありませんか?
本当にみている?と思いたくなるスピードでページを次々にめくります。
求人広告業界内では、求職者は広告を見る処理能力が更に上がっていると言われていて広告1コマ見て判断するのに1秒かからないと言われています。
また就職に関する事、企業情報など求職者に向けた情報がネット上にはたくさんあり、簡単に調べる事ができる状況になっています。
そういう意味では、求人広告内にない情報もすべて求職者には筒抜けだと考えた方がいいでしょう。求職者は、社会が育てた“情報を見抜く”プロであり、求人企業はそんなプロを相手に、いかに目に留まる情報を発信できるか、創意工夫を強いられているということです。
②採用につながる広告のポイント
私が現在の会社に勤めた際大手の広告代理店の研修を受けたことがあります。
その時、採用につながる求人原稿のポイントは、以下の3点だと教わりました。
「ブランド力」
→ 有名な企業というだけで応募につながります。
「露出力」
→ 広告は見られないと採用できません。大きいサイズの広告をより多く掲載
「待遇」
→ 給料、福利厚生が充実していれば採用につながる
確かに教わったポイントは間違っていません。
が、本当にそれだけでしょうか?
だとしたら建設業はどうすればいいのでしょうか?
建設業の大半は、有名でもありませんし広告に出せる費用も限られています。
待遇をよくする事も簡単なことではありません。
「ブランド力、露出度、待遇」を充実できない企業は諦めろということですか?
答えはNOです。
重大なポイントが抜けています。
私が考える重大なポイントは
『企業自体の魅力』です。
世の中に現存している企業はすべて何かしら魅力があると思います。
TVの視聴率を考えて下さい。
どんなに人気があり面白いと言われているドラマでも視聴率は多くて20%ぐらいです。
深夜の番組でも存在している番組には見ている人がいます。誰も見ていなければ早々に打ち切りになり最終回を迎えることでしょう。
会社も同じです。多くの人から認められる企業もあれば数は少ないかもしれませんが魅力があると感じて入社する人もいます。
1%の人にとっても魅力のある企業であればブランド力、露出力は関係ありません。
魅力を伝える工夫をすれば必ず採用につながると思います。
私が考える本当の採用につながるポイントは
①求職者をしっかり分析
②自社の魅力を分析
③魅力を正しく伝える
ここに注目していれば、少なからず求職者の目には止まる求人が作れるでしょう。
皆さんもぜひこの方法を試してみてはいかがでしょうか?
では自社の魅力を正しく伝える、伝えなければならない魅力は何でしょうか?
伝える為に必要となるポイントは何でしょうか?
いかに魅力ある企業でもそもそも間違えた相手に伝えても伝わりません。
伝えたい相手に伝える必要があります。
次回は伝えたい相手の事を話したいと思います。

中根 千里氏 プロフィール
株式会社WINNERS
ブランディング戦略室 マネージャー
運送業・建築業・食肉卸業を従事した後、建設・運送・物流業界専門求人誌 「POWER WORK」を創刊間もない時期 から携わり8年間でのべ約1000社の企業を求人でサポート。現在は小中高校などで子供たちに建設業の魅力を伝え未来の建設業の人材確保へと奮闘中。
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